" &image=ctgic; &style=stDetail1;2006/04/13 読み物&style;&br; &style=stDetail2;青魔道士について&style;&br; &br; &li=ng01;禁断の魔法&li;&br; &image=im00;&image=382_9.png; 青とは、魔物の血の色であり、&br;我々の未来の血の色でもある。&br;我らに明日があればの話だが…… &br;〔さる不滅隊の手記より〕&image=im00;&br; 青魔法とは、人間の限界をはるかに超える強大な魔物の力を一時的に得、その技を擬態する魔法である。 &br;だが、人の姿を保ったまま、魔物の技を駆使するのだ。無論、肉体的な負担は計り知れない。しかも、魔法の投射によって魔物の魂を移植する方法(これを不滅隊では「魔を喰らう」という)は、肉体的なアクシデントこそ減じたものの、心を魔物に侵されてしまう危険性が増していたのだ……。改良を重ねたにも関らず、史上、不滅隊に天寿をまっとうした者が皆無であることが、その痛苦を如実に物語っている(「不死なる者」を移植した結果、死ねなくなってしまった者ならいるようだが……)。 &br;&br;魔物の魂が喚起する恐怖と魅惑を抑えこむ、強靭なる精神。そして、己が明日を捨ててでも目的を果たさんとする、断固たる覚悟。この双方を備える者のみが、青の力を用う者、すなわち「青魔道士」となることができるのだ。 &br;&br;Illustration by Mitsuhiro Arita&image=im00;&br; &image=im00;&image=382_10.png; "