&pre=1;水陸両棲の獣人サハギンによって、エルシモ島の 西端にある岸壁に掘られた長大な岩穴。 窟内は鼻が曲がりそうな魚貝の腐敗臭で充満しており 彼らが貯めこんだ略奪品目当ての侵入者を寄せ付けない。 &pre=1;そもそもが排他的なサハギンは、近隣の洞窟を根城とする海賊とも険悪で 揉め事が始終絶えないが、一方で、サハギンにとっては、 魚を金属器と換える相手として海賊にとっては陸からの外敵を遠ざける防壁として 互いを必要としており奇妙な共生関係にある、とも云える。 名前は、サハギンの崇める巨大な海蛇が かつて巣穴としていたことに由来するが 真偽のほどは定かでない。