FFXI:開発部だより2002年9月号 "sd:focus@imcl", "sd:focus@bnx" 開発ルーム 開発部だより 2002年9月号 開発部だより 2002年9月号 &pre=1;まずは毎度おなじみの10月のバージョンアップのお知らせです。 &style=Tr15b;今回のバージョンアップは、10/2(水)&style;を予定しています。 &style=spacer01; &style; &image=ng01;新たなエリアへの白魔法テレポや黒魔法エスケプ(ダンジョンの入口への緊  急脱出)が追加されます。 &style=spacer01; &style; &image=ng01;乱戦時などを考慮し獣使い「あやつる」の再使用間隔が大幅に短縮されます。 &style=spacer01; &style; &image=ng01;パーティ内にレベル51以上のメンバーがいた場合、取得経験値の評価方法が  レベル比による配分方法になりレベル差修正が緩和されます。 &pre=1;&image=ng01;前回バージョンアップに伴う諸問題の修正を行いました。 &style=spacer01; &style; &image=ng01;伐採と収穫の全般的な調整を行いました。 &style=spacer01; &style; &image=ng01;宝箱からギルも得られる様になります。 &style=spacer01; &style; &image=ng01;新たなコンクェスト報酬アイテムが実装されます。 &style=spacer01; &style; その他多数。 &pre=1;そして10月の目玉、プレイオンラインビューアーに&style=Tr15b;コミュニティボードがいよ いよ登場&style;します。 公式BBSや公開テストサーバーは、以前よりプレイヤーからも私たち開発からも 強い要望がありました。 &style=spacer01; &style; ファイナルファンタジーXIには、現在二つの非公開テストワールドが運営されて おり、また社内にもこれらとは別に二つの開発用ワールドが存在し、計4ワール ドでのテストを経て、バージョンアップが公開のワールド群へと導入されていき ます。 &pre=1;我々としても是非これらのテストワールドで事前に皆様にプレイしていただき公 式BBSで感想をお聞きしながら、新要素の追加の是非を考えていきたいのですが 実はそのためにはクリアしなければならないハードルがたくさんあります。 &style=spacer01; &style; まず"PlayStation 2"では、"PlayStationBB Unit"に対して、許諾された同 名のソフトウェアをそれぞれ1種類しかインストールする事ができません。 即ち、テスト版と正式版の2種類を同一"PlayStationBB Unit"にインストール する事は不可能です。 &pre=1;従って、1つのパーティション内で毎回バージョンアップ・ダウンを行ってテス トサーバーと公開サーバーの間を行き来していただくか、"PlayStation 2"+ "PlayStationBB Unit"を丸ごともう1セット、テスト版のためだけに用意して いただくかのどちらかしかありません。 また、非公開テストワールドは毎日定時にバージョンアップします。 これらにログインするためのバージョンアップは圧縮前で毎日数百メガバイトの ダウンロードを必要とし、公開版との差を元に戻す場合にもバージョンダウンの ダウンロードが必要な事を意味します。 &pre=1;PCであれば比較的簡単な事でも、"PlayStation 2"などのコンソール機では、 どうしてもこれらの制約が発生します。 11月にWindows版が発売されますが、"PlayStation 2"版ユーザーと Windows版ユーザーに対する均質なサービスの提供という観点から今後もテス トサーバーの導入については慎重に検討していかねばなりません。 &pre=1;また、公式BBSに関してはテレビ画面の解像度が問題となりました。 実はプレイオンラインビューアーのβ版には、非公開ながらスレッド型BBS機 能が装備され、再三テストを繰り返しておりましたが、どうしてもコンポジッ ト出力のテレビ画面では、PCの様な細かい文字の表示が不可能であり、BBSの 様な大規模な文章群を扱う事には向いていませんでした。 だからといって、現状"PlayStation 2"オンリーでサービスしているゲームの 公式BBSが、一般のインターネット上でPCからのアクセスでのみ公開というス タイルには、甚だ矛盾を感じます。 &pre=1;そこで正式運用開始時には実装せず、その後も実用化に向け何とか "PlayStation 2"及びHTMLブラウザー双方から見られる様データを共有化し テレビ画面で見ても問題無い様にプレイオンライン開発チームで改良を続ける ことになりました。 &style=spacer01; &style; この間私たちは、まずは最短の方法として、身分を隠したプレイヤーとして皆 様と一緒に公開ワールドに参加しながら情報を収集させていただく方法をとり ました。 &pre=1;私たちの仲間は、皆さんの隣で寝バザーをしたり、パーティの一員として皆様 と一緒に全滅したり、寝落ちで迷惑をおかけしているかも知れません。 私たちは調査目的以外において特殊なコマンドは一切使う事無く、レベル1から 通常のプレイをしており既にレベル55の強者もいます。 例外はGMとヴァナ・ディールライブカムキャラクターのみとなっています。 こうして実際のプレイを通じて、パーティ内や街角での会話から、それぞれが 情報を持ち寄って次になにをなすべきかの決定をしています。 &pre=1;一見原始的な方法ではありますが、公開テストサーバーや公式BBSを持たない 私たちは、ログやデータの数値を解析して適正なバランスを取るのと並行して、 プレイした時の数字に現れない人間の感覚というものも参考に少しでも多くの 皆様の意見がくみ取れればと考えています。 &style=spacer01; &style; そしてやっと今回公式BBSの代わりとして、プレイオンラインとそのコンテン ツ毎にコミュニティボードが導入される事になりました。 このコミュニティボード上でユーザーの皆様同士、あるいは運営サイド、そし て開発サイドといった3つの立場から自由に意見が交換できるようになります。 &pre=1;主な用途としては、ユーザー様同士の交流や連絡、意見交換などにもっぱら 使っていただけると思いますが、それらすべてに対し私たちが目を通すことは 物理的に不可能ですので、開発作業の合間をぬってできるだけ参加し、返事を 返せない場合でもなるべく多くの皆様からの意見に目を通して実現可能なもの については反映させていきたいと思います。 ただ、残念ながらオンラインゲームの宿命として、送受信パケットのデータ量 やマシンの処理能力に制限がある範囲内での作業となるため、何でもかんでも 実現可能なわけではありません。 &pre=1;既に通信量の観点からも、マシンの表示能力限界からも、何か新しい事をやろ うとする場合、何かを犠牲にしなければ不可能な状態にあります。 こうした状況下で複数の事象を一つ一つ天秤にかけながら、最適と思われるも のを取捨選択していかなければなりません。 これまで寄せられたたくさんの要望メールに関しても、大半がこれらに抵触し ており実現不可能な意見が数多くありました。 こうした部分の情報もコミュニティボード上で共有していければと思います。 &pre=1;私たちも開発作業を抱えながらの参加ですので、時間的制約の中で収集しきれ ていない情報が山の様に有ると思います。 こうした部分を今後もコミュニティボードやコミュニティリンクサイトの皆様 にお手伝いしていただきながら、より良いヴァナ・ディールの実現にむけて、 皆様と一緒に世界を広げていきたいと考えています。 &pre=1;&sp=44;FINAL FANTASY XI開発チーム 戻 る ^03開発部だよりのトップページへ戻ります。